辰巳香

辰巳香 Kaoru Tatsumi

ものの纏う空気感や佇まいはそこに至るまでの無数の出来事が集積して現れる。
土でつくることは、真ん中に大切に想う深く心を動かすような眺望やものの記憶を据えて、
それをつくる過程のいろんな要素で幾重にも丁寧に包んでいくことだと思います。
どんなふうに何を包んでいけば、ゆるやかになったその真ん中の輪郭が、うつくしく確かなものになるだろうかと考えています。

大事にたくさん使われて増えていく傷や変化はうつくしいものです。
自分のつくったものが大事にされて、より一層うつくしい空気を纏い、どこかの部屋の点景となっていたら幸せです。
 
 
1994 神奈川県 生まれ. 多治見市陶磁器意匠研究所 60 期卒. 現在 埼玉県にて制作